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県の天然記念物「波立の樹叢」を背に、海に突き出た鰐ヶ淵伝説の岩礁「弁天島」との間に小粒の玉砂利でぎっしりの美しい波立海岸。
季節風の強い冬の間には、玉砂利の流失が激しく、波が落ち着くと再び海岸に戻ってくる繰り返しの自然美。その玉砂利を持ち帰ると「薬師如来の威光にふれ眼病を患う」という言い伝えもある。この美しい海岸の前に位置する集落が久之浜田之綱だ。
3月11日、約3mの波がこの地域を呑み込み、8人が犠牲になった。
その後、東電福島第一原発の事故により、一時、屋内退避の勧告が出された。被災者はいくつもの避難所を転々とした。
6月に入った現在でも当時のままの姿が残る、まったく復旧が遅れた地域のひとつになっている。