春、駅のホームで･･･。

春は、別れの季節です。

学校を卒業し、慣れ親しんだ地を離れ、夢に向かって都会へと旅立つそのとき、期待と不安が入り混じった気持ちで巣立っていくことと思います。

そんなとき、駅のホームで家族や友人、学校の先生などに見送られながら「いってらっしゃい！」「一流になってこいよ！」なんて掛け声をかけられ、笑顔と涙で都会行きの列車に乗って旅立っていく光景って、当事者じゃなくても、たまたまホームに居合わせても、何だか感動してもらい泣きしてしまいそうです。

初めて都会へ出て、大勢の人並みの中で目的地に向かう時の緊張感は忘れることができないかもしれません。都会の駅では、最初は右も左もわからないでいたのに、何年かすると地下鉄の乗り換えもスイスイとこなし、すっかり垢抜けた自分も･･･なんて人もいるでしょう。駅の使いこなしも達人級になるかもしれません。

さらに、普段使いとして、学校時代に定期券を持って電車で通ったときの駅での思い出。旅先で降りた駅の印象深さ、ノスタルジックな駅舎に思いを馳せながら旅をするのも楽しみのひとつです。

そうそう、主要な駅には欠かせないのが「駅弁」。その土地ならではの駅弁を求めて舌鼓というのも良いですね。

そんな、あなたの駅での思い出、エピソード、お待ちしております！

☆メッセージは、こちらから

最近、私の駅での思い出は･･･。

いぶし銀な車体にエンジン音がうなる･･･。

栃木県の宇都宮と烏山を結ぶＪＲ烏山線で活躍したディーゼル車「キハ４０」が、この春をもって引退しました。３月３日、その最後の雄姿を見送ろうと、宇都宮駅ホームに行ってきました。

そのホームには平日昼にもかかわらず大勢のファンが詰めかけ、この地でおよそ４０年活躍してきた車両に別れを告げました。