近年、本屋、魚屋、八百屋、おもちゃ屋、自転車屋など
身近で必要な店が次々と消えて行っているように思います。
ほとんどが個人経営の店です。
続けるには様々なご苦労があるのでしょう。
そんな中、去年から新しく開店した焼き芋＆駄菓子などの店が金山町（かねやままち）にあります。
店の名前は「笑家（しょうや）」
どのような店なのでしょう。
どんなことを考え始められた店なのでしょう。
店主の末永江利子（すえながえりこ）さんに伺いました。

「笑家」という店の名前はどのようなことを考えてつけたのですか
ここに来るお客様も私も楽しく過ごせるといいという気持ちで付けました。

焼き芋＆駄菓子＆野菜などの店はいつから始めましたか
去年の１１月２０日に始めました。
開店してちょうど１年目になります。

左・店の前の看板　中央・ほくほく系 紅あずま（税込500円）折るとほぼ垂直に。
右・しっとり系 紅はるか（税込300円）折るとギザギザに。

どのような種類の焼き芋がありますか
うちで扱っているのは、ほくほく系としっとり系
主に紅あずまと紅はるかです。
２種類の焼き芋をそろえています。
お客様の好みがこの二つに分かれるからです。
また、紅あずまや紅はるかが手に入らないときはほかの種類の芋を焼いたりもします。

どのようなことにこだわって焼き芋を焼いていますか
特にしっとり系は羊羹のように甘くねっとりしています。
作り方は企業秘密です。
仕上がりがしっとりしているし、おいしいです。

・・・上の写真のしっとり系、紅はるかを買いました。
ねっとりした汁が出ても困らない、内側をビニールコーティングした紙の袋に
熱々の焼き芋が入っていました。
末永さんの言葉通り甘く、しっとりねっとり。
上等な羊羹のような食感。
これにはまって、毎日買いに来た若い女性もいたそうです。
紅あずまは、ほくほく系で甘すぎないおいしさでした。

夏場の焼き芋はどうしていますか
焼き芋はお休みしています。
去年はかき氷屋さんをしました。
これからの予定ですと、焼き芋はだいたい10月から３月までの間。
かき氷はだいたい５月ぐらいから夏場です。
気象条件もありますし今のところ細かく決まっていませんが…。

写真は笑家の窓口と店先

どのような気持ちでこのような店を始められましたか
家族の世話をしながらできる仕事はないかとあれこれ考えて
家にいながらできる仕事が良いのではないかという結論にたどりつきました。
うちは以前、末永商店という燃料の店でしたので
焼き芋屋なら前の店の店先を使ってできそうだと思いました。
それと、この辺は夜、暗く寂しくなりますが
ここに明かりをともせたらいい、
防犯上も役に立つのではないかと考えました。

焼き芋の他にどのようなものを扱っていますか
まず駄菓子です。
駄菓子は税込み５０円と１００円です。
最近電子マネーで買い物をする機会が多いからでしょうか
小さい子どもさんはお金で買い物をする機会が減っています。
小銭をもってうちへ来て、駄菓子などを買ううちにお金の使い方について理解し、
どんどん買い物が上手になっていくのには感心しています。
それから野菜や食料品、商品はいつも同じものというより結構入れ替わりがあります。

・・・お話を伺っている間も、
末永さんとのやり取り楽しみながら買い物する婦人、
元気のいい子どもたち・・・ちょっと店をのぞいて末永さんに声をかけて行きます。
・・・など、次々とお客さんが来ました。
末永さんもお客さんもとても楽しそうな様子が印象的でした。

笑家

住所　いわき市金山町東台２９３番地
電話番号　０２４６－６２－６６５５
営業日　月曜日～土曜日
営業時間　１５：００～１９：００
休業日　日曜・休日
駐車場　店の前　３台程度
行き方
県道２０号線を小名浜方面から植田方面へ進み、
金山町歩道橋手前で左折してすぐ左の角。
小名浜方面からだと金山町郵便局の手前。
（近くにはヨーグルトの店モーニングがある）

（ｂｙ.たっく）