今夜は、昨年11月１日に行われた
『神永大輔　尺八リサイタル』をお送りしました。

スタジオのお客様は、尺八奏者・神永大輔さん　です。

神永さんはいわきのご出身です。
尺八との出会いは、大学のサークル活動。
だんだんと、そして見事にハマッてしまい、
大学３年生くらいから、ライブハウスで演奏するようになるんですが、
そのきっかけがスゴイ！

飲み会の帰りに、酔っ払って路上で尺八を吹いていたら、
「演奏してみないか？」と声をかけられた、と言うんです。

そんなことってあります？！
ふつう、考えられないですよね～～！(笑)

まぁしかし、そんなこんなありまして(^▽^;;、
やがて、都山流(とざんりゅう)尺八准師範検定試験、師範検定試験ともに主席登第、
「耀山(ようざん)」という名前も授かり、
こうしてプロ奏者として、音楽活動をするに至るわけです。

今回のリサイタルでは、
江戸～昭和初期に作られた古典の曲に、
昭和40年代以降、平成に入ってから作曲された現代曲と、
純邦楽の音楽の魅力をたっぷりと堪能できるプログラムでした。

また、神谷 舞さん(箏)、多田奈里砂さん(箏、三絃)、
鈴木真一郎さん(箏、十七絃)、神永瑞穂さん(箏)　の４人の演奏家と共演し、
箏、三絃(三味線)、尺八の三曲の調べを聞かせてくださいました。

神永さんの演奏活動は、こうした純邦楽だけではありません。
ヘヴィロックバンド、ヒップホップバンド、シンガーソングライターなど
数多くのアーティストとの共演やゲーム音楽の演奏など、多方面に広がっています。

尺八とヘヴィロック！尺八とヒップホップ！
なかなかイメージしにくい組み合わせですが、
「尺八は器用な楽器、可能性のある楽器」と神永さんが語るとおり、
違和感なく聞くことができるんです。

特に、今夜ご紹介した『翔べないカモメの物語』。
ゲーム音楽のカバーですが、すごくいい曲だな～、って思いました。
(私はゲームをしないので、この曲知りませんでした(^^;。)

とても誠実な話し方をされる神永さん。
そんな姿が、演奏にも現れているのではないでしょうか。
まだお若い神永さんですので(25歳！)、尺八の可能性と共に、神永さんご自身の可能性も、
これからどんどん広がっていくことと思います。
故郷・いわきから応援していますね♪

最後に、神永さんのライブ情報を。

４月24日(日)に、いわき市平白銀のBar QUEENで、
『尺八×アイリッシュでゲーム音楽ライブ』が行われます。
日本とアイルランドの楽器が、テレビゲームの音楽を演奏しますよ！

4月24日17：00開演、前売り4,000、当日4,500(ドリンク別)

詳しくは、Bar QUEENのＨＰ、または神永さんのオフィシャルサイトをご覧ください。
(神永さんのサイトは『神永大輔』で検索してみてください)

さて、来週の「音楽会の夕べ」は、
「弥平四郎アンパンヤブラスアンサンブルアカデミー　子アンパン　３rd　Concert」の予定です。
どんな演奏とお話が聞けるのか、どうぞお楽しみに♪