写真左はいわき市田人町にこの夏、新たにできた田人ワークキャンプビレッジの看板です。
下の方に見えるのはこのビレッジの守り神の妖精たち。
いろいろな人の力が合わさってビレッジの魅力を伝えています。

右は建物の外観。大事な部分を大工さんが担ったほかは
田人地域おこし協力隊の下條真輝（しもじょうまさき）さんを中心に
ボランティアの方たちが協力して建てました。
中には広いフロアと はしごで上がる中２階があります。
このわきには草はらがあり 草刈り及び広報担当のねるちゃんとぺーた君という２匹のヤギが
せっせと草を食べています。

ヤギのねるちゃん。
この日はぺーた君が広報活動で出張のため１ぴきだけでお留守番でした。

庭側では現在ピザ窯づくりが進んでいます。

屋根付きのしっかりしたもので石組みの上にドームがのるそうです。
インスタで呼びかけたら 郡山から来て下さった方など
ボランティアの方たちが協力して作業をしていました。

このキャンプビレッジはどんなところなのでしょうか。

運営している田人地域おこし協力隊の下條真輝さんに
現在の活動とキャンプビレッジのねらいや
今後の計画などについてお話を伺いました。

下條真輝さん・由美子（ゆみこ）さん夫妻
（写真提供　下條真輝さん）

どちらから来られましたか。
「神奈川県相模原市から妻と一緒に来ました。
妻はいわき市勿来の出身です」

まず、地域おこし協力隊について教えて下さい
「１８歳以上の人ということで３年間の任期で活動します。
　地域によってスタート時期はいろいろです。
　このような人に来てほしいなどのリクエストがある場合もあります」

例えばどのようなリクエストがありますか
「山の手入れができる人とかです」

日頃はどのような活動をしていますか
「あちこちの道路に草が茂って道が通りにくかったりするので
　町の外からもボランティアをお願いして草刈りをしています。
　また、田人小中学校での米作り体験を含むプロジェクトや
　町おこしイベントなどを運営しています」

・・・インスタをご覧いただくとおわかりになるかと思いますが
この他にも実に多様な活動をしていらっしゃいます。

ワークビレッジはどのような目的で造ったのですか
「地域の方が気軽に寄れる場所として、
　それからいろいろな地域から来て下さるボランティアの方たちが泊まれる場所をと考えました」

今後ここでどのような活動をしたいとお考えですか
「ここで寝泊まりしながら地域と関わってくれるボランティアの人たちなどを増やしていきたいです。
　それと、私はもともと子どもの学習関係の仕事に携わっていたのですが、
　このいわき市にある山、道、畑など豊かな自然を生かして
　子どもたちが失敗も含め豊かな体験ができるような場を造っていきたいです」

ワークキャンプビレッジとその周辺には いろいろなところから様々な人が来て
活動したりコツコツと作業が行われたりして日々進化し続けています。
これからここはどのようなところになっていくのでしょうか。
今後の展開に目が離せません。

田人ワークキャンプビレッジ

住所：福島県いわき市田人町南大平字高松77-1
Email：tabito.wv@gmail.com
インスタグラム：https://www.instagram.com/tabito_wv/

行き方：
国道２８９号線を 勿来方面から田人方面に進む
旧南大平分校（現磐城高箸）方向へ右折し そのまま坂を下り
橋を渡り 坂を上がって右折してから２～３００メートル先の右手

（ｂｙ.たっく）