写真はいわき市高野町に咲く様々な種類のバラの花です。
こちらの庭園には全部で３０００本１５０種類のバラが咲きます。

写真左から　庭園の主・高萩重美さん・庭園からの遠景・園内にいくつかある休憩所

ここはどの様な場所なのでしょうか。
だれがどのような思いで花を咲かせているのでしょうか。
庭園の主である高萩重美（たかはぎしげみ）さんにお話を伺いました。

いつからバラを育て始められましたか
「８年ほど前からです。これまでバラを育てた経験が無く、最初の３年間は全然だめでした。
バラを咲かせるのは難しいことです」
「縁があって京成バラ園に協力していただけるようになってから、花が咲くようになりました。
熱心な担当の方が何度もここへ足を運んで下さいました。
アドバイスを受けながら花が咲くようになったのはこの５年ほどです」

どんなお気持ちで始められましたか
「大震災があって、みんなつらい思いをしている。
そんな気持ちをすこしでも花で慰められたらいいと考えました。
はじめは花桃や河津桜を植えていたのですが、あちこちで同じような花が植えられているので
少し違う花にしようとバラ栽培を始めました」

・・・河津桜や花桃も今では大きく育っていてバラの咲かない季節も楽しめます。
前回伺った時には紫のアヤメの美しさに目を奪われました。

左・公道から入って見える景色　中央・バラ園入り口には「声をかけて」という看板がある
右・協力金をお願いする看板とポスト

ここはもともとどのようなところだったのですか
「元は山でした。そこを私が切り開いて花を植えられるようにしました」

・・・高萩さんは建設関係の仕事をしていらしたということです。
周辺はキジやウグイスなどの鳴き声がにぎやかで、目の前をキジが走り去りました。

バラを育てる上でどのようなご苦労がおありですか
「とにかく手がかかります。特に土づくりは何度もやり直しました。
周りの草は取らなくてはならない。剪定も必要だし病気にも気を付けなくてはならない。
新しい苗も入れなくてはならない。それにはお金もかかります」

・・・ということで協賛金、ご協力いただければとのことです。

こちらはオープンガーデンとして公開されています。
スケールが大きいとは言え、公共の施設ではなく個人の庭ということを忘れず楽しみたいものです。

なお行き方ですが、道路わきに下の左側写真のような案内板が出ています。
あまり大きくなくて見落としがちです。ご注意を。右はバラ園入り口の看板。

このバラ園についてどのようなことをお伝えになりたいですか
「高野プロムナードローズガーデンはバラの花がきれいです。ぜひ見にきていただきたいです。
ここに来ていただくことが一番うれしいです」

・・・５月１７日に取材に伺いましたが、花は３～４分咲きといったところでした。
これからの季節まだまだ楽しめそうです。

高野プロムナードローズガーデンの紹介

電話番号　080-6032-2013
住所　福島県いわき市内郷高野町関場６２
公開時期・日　休みなし
公開時間　午前９時～午後５時
予約　不要
駐車場　園内　約１００台
入園料　入園料はありませんが協賛金として５００円お願いします
行き方
陸前浜街道（旧国道６号）内郷・一の坪交差点から県道６６号（小名浜小野線）に入る。
途中高野花見山を通過後、車でしばらく進み 内郷三中と神泉亭の間にある信号を右折、道なりに進む。
分岐のある所では左側の道に進む。そのまま行くと駐車場に到達。

（ｂｙ.たっく）