いわき市錦町の周辺ではあちこちで稲穂が垂れている様子を見るようになって来ました。

そんな中、錦町長子地区に立っている案山子です。

８月の上旬ぐらいから田んぼに立ち出しました。

昔から見る光景ではありますが
案山子はすずめによる食害を防ぐ力を十分に持っていると言えるのでしょうか。

気になってこの地区の農家の方にうかがってみました。

＝案山子ってすずめから米を守る効果はあるんですか。

「あるね。案山子が立ってる田んぼと立ってない田んぼとでは《すずめによる》食べられ方が全然違うね。
すずめは人がこわいから人の形をしたものがあると寄ってこなくなるね」

＝案山子が立ち出したのは８月上旬とか中旬とかだったと思いますが、どうしてその時期なのですか。

「この時期は米が実ってきてふくらみ水分があってやわらかいから
すずめはそれが大好きでいっぱいとんでくる。
そしていっぱい米を食べちゃうからだよ」

＝先日台風１０号が接近しましたが影響はありませんでしたか。
　また、今年の米の出来はどうなのでしょうか。

「台風１０号の影響はこの辺は全然なかったね。米の出来は例年と同じようなもんだね」

とのことでした。

今年は次々と台風が発生しその進路が気になるところですが、
このまま無事に米の収穫を迎えられるよう願っています。

（ｂｙ錦町のたっく）