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市民レポーターわがまち発信隊

2024.01.06 
1月6日(土)『”引地恵美子の手仕事展”が 五浦美術館で開かれます』(by.たっく)

画像1写真はいわき市錦町にある 引地手芸店の経営者、
引地恵美子さんです。
引地さんは今年1月31日から2月4日までの会期で、
第3回目の手仕事展を
茨城県天心記念五浦美術館で開催します。
引地さんとともに写っているのは
すべて引地さんの手から生まれた作品です。

引地さんご自身や手芸店の歴史は?
また、どのような作品が展示されるのでしょう。
お話を伺いました。

手芸店を続けるうえでお考えになっていること、引地さんご自身の歴史を教えてください
1970年にこの手芸店を始めて、53年になります。
手芸の勉強は57年前に始めました。
当初は毛糸や刺繍糸など海外のものを使い課題作品を作製しなければなりませんでした。
海外のものは非常に高価で毛糸一つ買うのにも骨が折れました。
その後日本の社会状況はずいぶん変わってきました。
現在は、手芸用品業が縮小し、手芸店の数も減っています。
いわき市も例外ではありません。
新型コロナ感染症の流行やIT化等により特に年配の方たちには、
閉塞感があるように感じます。
そんな中、手芸教室に参加したり、
布に触れたりすることが癒しになるのではないでしょうか。
手芸をすることで心豊かに過ごしていただきたいと思います。
私はたびたび病気になったりしながらも、これまで続けてきましたが、
このような社会状況の中で、手芸店を続けることに
使命感のようなものを感じていたからかもしれません

今回の展示会はどのようなものですか
手仕事展は今回で3回目です。
私は今年で75歳になるので、今回の展示はこれまでの集大成と考えております。

どのような作品を作製していますか
布、糸、毛糸など様々な素材を使い、
刺繍、編み物、パッチワーク、織りなど様々な技法を組み合わせています。
コラボレーション、アプリケーションを大切に考えています。
自然や季節、それらをうたった趣深い漢詩など
様々なイメージを取り入れ作品作りをしてきました。

画像2
写真は中国の漢詩にちなんだ作品で、小石の上に椿の花が散り敷いた様を表現したついたてです。

作品に使われる布や糸の魅力はどのようなところでしょう
手触りのやさしさ、身に着けたり使ったりすることのできる
身近さでしょうか。

画像3

写真上から 左カラスウリの花 右カラスウリの実
2段目 左 ショルダーバッグ 右 細部
3段目 左 手提げバッグ 右 細部

作品は 染色、編み物、パッチワークなど
一つの作品に様々な手法が使われています。
上の細部の写真には様々な刺繍の技術が使われています

手仕事展終了後はどのような計画をお持ちでしょうか。
前回ご要望が多かったので、今回の展示終了後、
2,3日置いて店の方で作品の販売を考えています。

また、ご要望も多いので、
店での手芸教室再開も考えたいと思っています。


引地恵美子の手仕事展

【会期】 2024年1月31日~2月4日
9:30~17:00
(最終日は15:00まで)
【会場】 茨城県立天心記念五浦美術館
【住所】 〒319-1703 北茨城市大津町椿2083
【電話】 0293-46-5311


引地手芸店

【住所】福島県いわき市錦町上中田16
【電話】0246-62―5503
【営業時間】9:00~18:00
【休業日】日曜日・祭日(平日不定休あり。要電話確認)
【行き方】 いわき市錦町旧国道6号線(県道56号線)沿いにある
東邦銀行錦町ATM前にメロンパンなどで有名な小川屋パンが見える。
小川屋パンの山側が引地手芸店。

(by.たっく)