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市民レポーターわがまち発信隊

2022.10.08 
10月8日(土)『大野中学校の文化祭「御城祭」ファイナル』(by.出雲みわ)

皆様、FMいわきをお聴きいただいて、いづもいづもありがとうございます!
特派員レポートを担当している、出雲みわです(^^)/

今回ご紹介する内容は、
いわき市立大野中学校の文化祭「御城祭」ファイナル
のご案内です!

10月22日(土)午前9時10分から、大野中学校体育館で開催されます。
大野地区の皆様はもちろん、一般公開を行うということで、取材にいってきました!

ご存知の方もいるかと思いますが、大野中学校は今年度をもって76年の歴史を閉じることになりました。
現在、大野中最後の卒業生となる3人の生徒が御城祭に向けて準備中です。
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テーマは「未来永劫」、サブタイトルは、〜ありがとうを込めて〜。
感染対策の為、バザー及び模擬店は実施いたしません。

じゃあ、何を楽しみに観に行けばいいかというと・・・なんと!!

当日は、「劇団ごきげんよう」とのコラボで、
大野の歴史をテーマとした、本格的な演劇を上演する予定になっています!!

「劇団ごきげんよう」は、いわき市内の地域へおじゃまして、
そこで暮らす人々にインタビューをして、その方の人生や地域の物語を演劇を通して表現していく
という活動をしている団体です。

「劇団ごきげんよう」が、今年、「わたしの人生の物語つづく 四倉編」を
廃校になった大野小学校で公演したことが縁で、
今回、大野中学校の3人の生徒と御城祭で一緒に演劇作品を作りあげることになりました!

演出は宮崎県を拠点に活動する「劇団こふく劇場」の永山智行さん。

実は、劇団ごきげんようの団員・松本恵美子さんは大野中学校の出身で、
彼女が大野中との演劇コラボの火付け役なのです。
私、出雲みわもごきげんようの団員でして、今回の演劇にも参加予定です(^^♪

今年6月、今回の演劇を作る為、
先ずは中学生たちが大野中学校OBOGの皆さんや自分のおやに取材を行いました。
思い出を語る地域の皆さんもとても嬉しそうな表情だったそうです。

7月には演劇の台本を書くために、永山さんにいわきまで来ていただきワークショップを行い、
様々なアイデアを出し合いながら台本作りを進め、9月にようやく台本が完成しました。
タイトルは「坂を登れば」

大野中学校へ行く道は、とても険しい急カーブの坂道になっています。

卒業生に大野中の思い出を訊ねると、皆さん口を揃えて言うのは「坂を登るのが大変だった」。
大野中学校の坂道は、思い出そのものですね。

さて、物語は20歳になった「えみ」「信子」「寅之助」大野中卒業生の三人が
ひょんなことからタイムスリップしてしまう。
そこは懐かしい大野。でも様子がおかしい。
よくみると、自分の親世代が中学生だった頃の、ずっとずっと昔の大野。
謎の老婆や商人、大野に住んでいる人々が次々に登場し物語を紡いでいきます。

「この長い坂を登れば、そごに大野中がある。
たとえ校舎も校庭もなぐなったどしても、おめらが思い出せば、そごにいづでも大野中はある」
(「坂を登れば」より)

劇中に出てくる、おばあさんの台詞ですが、
今回の演劇を象徴しているような台詞に感動しました(´;ω;`)
永山さんと中学生たちが書いた台本は、大野への温かい愛でいっぱいです。

大野中学校と「劇団ごきげんよう」の、詳しい演劇づくりの内容は
10月7日アリオス発行の「エンゲキアリペ」という情報紙で詳しくご紹介しています。

大野中学校の教頭先生からの情熱あふれるメッセージです。

「ここまで本格的な演劇は初めてで、最大のチャレンジです。
本校では、子供たちが常にチャレンジしてそのたびに乗り越えるというのを繰り返してきました。
この演劇はその集大成ともいえる、最も険しい山、いや、坂です。
やるしかない!前にすすむのみと、子供たちと心を奮い立たせています。
ここまでくるにあたり、地域の皆様に温かいお言葉、励ましのお言葉をいただいたりしてるので、
大野の皆様にご恩返しができるような御城祭になればいいなと思って
子供たちと一緒に作り上げております。
演劇もそうですが、この校舎を記憶にとどめていただけたらと思っておりますので、
ぜひ皆様のお越しをお待ちしております」。

そして、御城祭へ向けての、大野中学校最後の卒業生からのメッセージです。。。

荻 琉心(おぎ りゅうしん)さん
「今回の御城祭では、今までの集大成として、先ず全力でやり切り、
観客や地域の方々先輩方に感謝の気持ちを持って取り組みたいです。
大野中学校を卒業された方々だけでなく、
地域の人々など、たくさんの方に観に来ていただきたいです。」

大和田 美海(おおわだ みう)さん
「私たちで最後の御城祭になります。
だからこそ、大野中の卒業生はもちろん、大野のみなさんにぜひ来てほしいです。
大野中の演劇や、学校内の映像をみて懐かしんで欲しいとおもいます。
先生方、保護者や地域の皆様、更に、劇団ごきげんようの皆さんに感謝を持って練習していきます。」

高木 結衣(たかぎ ゆい)さん
「今回、大野中最後の御城祭ということで、とても寂しい気持ちがありますが、
それ以上に、大きな企画である演劇で盛り上げられたらと思っています。
これまでの卒業生の皆さんが観客として私たちを見守って下さりながら、
昔を思いだしていただける文化祭にできるよう、楽しんで準備をしています!!」

先生方や中学生たちの熱い気持ちは届きましたでしょうか??

当日、演劇上演後、正午12時〜午後3時までの間は校舎見学の時間を設けますので、
大野中出身の方は懐かしい記憶をたどったり、
初めて大野中を訪れた方も演劇の余韻を楽しんでいただけるかと思いますので、
ご自由に校舎をご覧ください。そして記憶にとどめてください、とのことでした。

また、大野中学校HPでは、生徒たちの「学びの軌跡」として、
写真と活動内容をインターネットで随時発信しています。こちらもぜひご覧ください。

あの坂を登れば、昔と変わらずにある大野中学校。
御城の松が、きっと、優しく皆さんを出迎えてくれます。
10月22日 土曜日の秋の半日、大野中学校へ、ぜひ足を運んでみてください!

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御城祭 Final  「未来永劫」 ~ありがとうを込めて~

日時 令和4年 10月22日(土)午前9時10分~12時00分(予定)
場所 大野中学校 体育館(いわき市四倉町玉山字御城204)
※感染対策の為、体調不良の方はご遠慮ください。
※駐車場は校庭です。一方通行にご注意下さい。
※やむなく中止する場合は、学校のホームページでお知らせします。
※来場者が多い場合は、入場制限をさせていただく場合もございますのでご了承ください。
問い合わせ:大野中学校(0246-33-2233)教頭先生

(by.出雲みわ)