今夜は、9月17日（月）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『いわき市吹奏楽セレブレーションコンサート2018』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、
湯本第一中学校吹奏楽部より、
3年、部長の鈴木直哉くん、副部長の松原絢乃さん、立花愛馨さん、顧問の石井直樹先生、
植田中学校吹奏楽部より、
3年、部長の佐川陽菜乃さん、2年、次期部長の佐藤光紀くん、顧問の田中邦裕先生　でした。

平成7年度に始まったセレブレーションコンサートは、
吹奏楽コンクール東北大会にいわき地区から出場した学校による演奏会です。
いわきから離れた場所で開催される東北大会での児童・生徒たちの活躍を
地元の皆さんに聞いてもらいたい、という吹奏楽関係の先生方の思いから始まり、
これまで途切れることなく行われています。
毎年開催されている＝毎年複数の学校が県代表になっている、ということ。
サラッと言いましたがコレ、すごいことなんです！
「1つの地区から毎年これだけ代表校を出しているというのは、全国的に見てもあり得ない！」
と石井先生。
いかにいわき地区の吹奏楽レベルが高いか、というのが分かりますよね。

今回のセレコンには小・中・高校合わせて9校が出演、
コンクールの課題曲や自由曲だけでなく、ポップスなどでもその実力を披露しました。

植田小学校吹奏楽部（東日本大会銀賞）
湯本第一小学校吹奏楽部（東北大会金賞）
錦中学校吹奏楽部（東日本大会金賞）
湯本第一中学校吹奏楽部（東北大会金賞）
植田中学校吹奏楽部（東北大会金賞）
いわき総合高等学校吹奏楽部（東北大会金賞）
平商業高等学校吹奏楽部（東北大会金賞）
湯本高等学校吹奏楽部（全国大会銅賞）
磐城高等学校吹奏楽部（全国大会銀賞）

湯本一中は、県大会、東北大会とも出番が1番！
石井先生は当初から、出演順を決めるくじ引きで「1番引くぞ！」と言い続けてきたそうですが、
「まさか2大会続くとは・・・」とご自身も驚く結果に(笑)
9：30開始の東北大会では、4：00から音出しを始めて本番にピークをもっていきました。
絢乃さんは「今までやってきたことを生かそう、ちゃんと練習したから大丈夫！」と冷静に、
愛馨さんは「1番に演奏する自分たちが大会の基準になる。自分たちの演奏で基準を作っちゃおう、
ハードル上げちゃおう！」と強気に、それぞれ本番に臨みました。
みんなの気持ちが通じて、東北大会では納得の演奏ができたよう。
「今までで一番の演奏ができて嬉しく思います」と直哉くんも満足そうでした。

一方、東北大会での植田中の出番は24番目で最後、トリでした。
植田中は昨年、一昨年と続けて全国大会に出場していますが、
田中先生にとっては初めての東北大会となりました。
「とにかく自分たちの演奏をしよう、やるだけやろうという気持ちだった。
楽しくて、最後まで指揮台の上にいることをエンジョイできました」
1年生、2年生で全国大会を経験している陽菜乃さん、
「本番では、この演奏で部活を終わりにしたくないと思ってました。」
さらに、「部活やってきて良かったです」とも。
光紀くんは本番で、「3年生を支えようと考えてました」
3年生にとって最後の大会をより良いものにしたいという気持ちがあったんでしょうね。

前年度まで、石井先生が植田中の、田中先生が湯本一中の顧問だったため、
先生たち、お互いの生徒たちのことも、どんな音を出すかも知ってるんです。
今年度は2校とも、東北大会金賞ながら全国への切符を手にすることはできませんでしたが、
それぞれがどれほど素晴らしい演奏をしたかはよく分かっています。
それだけに、悔しさとともに大会の難しさも感じてらっしゃるようでした。

最後に5人から一言。
直哉くん「吹奏楽は小学生からやっていて、中学3年間でレベルアップできたと思う。
楽しかったです」
絢乃さん「私たちが叶わなかった全国大会。後輩たちに行ってもらいたいです」
愛馨さん「音楽はみんなで作り上げていくもの。後輩たち、これから吹奏楽を始める人たちへ、
音楽を楽しんでください」
陽菜乃さん「次の代ではぜひ、全国大会で金賞めざしてください！」
そして、陽菜乃さんの言葉を受けた光紀くん「(金賞)とるようにします！」
お！言っちゃった！(笑)

11月15日の「音楽会の夕べ」は、
9月17日（月）に、いわき市文化センター大ホールで行われました
『福島県立湯本高等学校合唱部　第36回定期演奏会』の予定です。
どうぞお楽しみに♪