今夜は、5月4日（日・みどりの日）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『福島県立磐城高等学校吹奏楽部 第25回定期演奏会』
のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、磐城高校吹奏楽部より、3年・部長の中尾俊介くん(Tub)、副部長の根本里菜さん(A.Sax)、学生指揮の高橋 亮くん(Per)、2年・学生指揮の岩崎知生くん(Tp・好きな食べ物はアップルパイです♪)、
顧問の宗像涼子先生　でした。

毎年、5月の連休中の2日間に行われている磐高吹奏楽部の定期演奏会。
番組では初日・4日のもようをご紹介しました。

毎回、内容の濃い演奏会を行っている磐高吹奏楽部の皆さんですが、
今回はゲストの方々も多岐にわたりました。

まずは、スイス大使館の鈴木恭子さん。
スイス・チューリヒ工科大学『ETH BIG BAND』と開催したジョイントコンサートが縁で、
スイス大使と、ETH BIG BANDからのメッセージを届けに来てくださいました。
震災に心を痛め、日本の復旧・復興を応援してくださる大使の言葉、
日本でのコンサートを楽しんだETH BIG BANDの様子などが伝わってきました。

中尾くん、
「音楽を通じて世界とつながることができると実感した、貴重な経験でした。」

磐城高校委嘱作品を数多く作曲してくださっている、福島弘和先生と、
吹奏楽部OBで、NHK交響楽団バストロンボーン奏者の黒金寛行さん。
福島先生作曲の『バストロンボーンとシンフォニックバンドの為の協奏曲』は、
黒金さんのための委嘱作品で、今回の演奏会が初演でした。

様々な作曲賞などを受賞するなど、輝かしい功績をもつ福島先生、
穏やかな話し方が印象的でした。
また、黒金さんも、いつもと変わらぬやわらかい笑顔と雰囲気を醸しつつ、
プロとしての緊張感も感じられるステージでした。

岩崎くん、
「いい音してるね、って、実は黒金さんに褒められたんです～。」
と、嬉しそうに話してましたよ(^^)

そして、恒例のパートアンサンブル。
「ジブリ」をテーマに9パートが演奏を披露しました。
今年のお客様アンケート順位は、
第1位 サックスパート（『ハウルの動く城』）
第2位 クラリネットパート（『崖の上のポニョ』）
第3位 ダブルリードパート（『コクリコ坂から』）
サックスパートは2連覇、クラパートは3年連続の2位という結果でした。

「まさか1位に選んでもらえるなんて思ってなかったです。」という根本さんに対し、
「ホントはイケるって思ってたでしょ？！」と、悪そうな笑顔の高橋くん・・・(笑)

こちらも恒例の劇は、「ジブリ」にちなみ、
『千と千尋の神隠し』を10分程度に凝縮して演じました。
背の高い中尾くんが、夢と希望でできた大きな頭(岩崎くん談(笑))をかぶり
さらに大きくなっちゃった湯婆婆、
肌色ストッキングに赤い腹掛けの長谷川政城くんの坊、
音楽監督・根本直人先生が「かわいいな～」と絶賛(?!)した、岩崎くんのハクなどなど、
衝撃的なビジュアル(笑)で、会場のお客様を沸かせていました。

毎年思うことですが、長編作品をこの短い時間にギュッと詰め込む脚本力と、
配役を決めてキャラの動きを付ける演出力は、磐高の皆さん、さすがですね～！

また、演奏会2日目・5日のOB・OGステージでは、
福島先生の『山寺にて～奥の細道の奥～』など3曲を演奏しました。
この『山寺にて～』、
「生徒たちでやろうと思ったけど、難しい！」と直人先生がおっしゃっていましたが、
いやでも、ホントすてきな曲でした！

また、宗像先生のマリンバと生徒たちの共演も。
パーカッションの高橋くん、宗像先生の演奏について
「すごかったです。色々な叩き方とか見てきたけど、プロだな！って思いました。」
宗像先生は
「そんなふうに思ってくれてたなんて！　磐高の皆と共演できて光栄です。」
と、笑顔で話してくださいました。

今回はワタクシ、2日間にわたってアナウンスをさせていただきました。
皆さん、いろいろお世話になりました♪
（ステージマネージャーをしてくれたOBの野口くん、平子くん、新妻くん！
『学園天国』での現役生にも劣らぬ動き！感動でしたっ！(笑)）

演奏会と並ぶ大きな舞台・コンクールはこれからが本番！
磐高の伝統と、OB・OG、保護者会はじめ、地域のたくさんの方々の期待をチカラに変え、
皆さんが目指す『人を感動させる音楽』を私たちに届けてほしいと思います♪

6月19日の「音楽会の夕べ」には、
IBCサクソフォンアンサンブルの4人が出演する予定です。
どうぞお楽しみに♪