今夜は、11月29日（日）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『いわき総合高等学校吹奏楽部 第30回定期演奏会』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、いわき総合高等学校吹奏楽部より
2年、部長の小林侑斗くん（Cb）、副部長の四家愛美さん（Sax）、
長久保まゆさん（Per）、青山孝太郎くん（Tuba)、
顧問の新明祐生先生　でした。

まずは、3月1日は県立高校の卒業式でしたね。
3年生の皆さん、卒業おめでとうございます！

総合高校吹奏楽部でも、3年生17名が巣立っていったそうですよ。

さて、今回が30回目の節目の演奏会となった総合吹奏楽部。
（こちらも、おめでとうございます！）
この日は、3年生の引退ステージであり、一緒に演奏できる最後のステージということで、
楽しくも、ちょっとさびしさを感じるコンサートだったようです。

第1部は、クラシックステージ。
『「キャンディード」序曲』
『歌劇「トゥーランドット」より』
『マードックからの最後の手紙』
『「相馬流山」の主題による変奏曲』　の4曲を演奏しました。

福島弘和作曲『「相馬流山」の主題による変奏曲』は、
今年度のコンクール自由曲として、県大会・大編成の部で17年ぶりの金賞を受賞した曲です。
「1年通してやってると、演奏しながら自分で感動してしまうくらい、いい曲。」と侑斗くん。
まゆちゃんは「本番の情景が浮かんできて、今聞いても緊張します・・・」と話していました。

1部の演奏曲は、好きな曲、やりたい曲を部員全員で出し合い、
多数決を取るなど、全員で話し合って決めたそうですよ。
今回候補として挙がった曲は何と、60曲（！）以上！
知らない曲はその場でケータイなどで聞いて確認し、
「いい曲だね～。」「あんまり好きじゃない・・・。」など意見を出していったそうです。
勿論、全体のバランスを考えて、先生も意見を出すそうですが、
こんなふうに生徒たちだけで曲決めするって、珍しいですよね～。
自分たちで選んだ分、演奏し甲斐も増しそうですね。

第2部は、「映画企画!!総合映画劇場SOGO THEATER」
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の30周年に、定演30回目をかけて、
様々な映画音楽をつなげて、ひとつのストーリーを作っていくステージでした。
ここでは、孝太郎くんが、海賊（『パイレーツオブカリビアン』）、
ゾウ、悪役のライオン（『ライオンキング』）の3役で大活躍（？！）！
悪役のライオンは、3年生直々の指名(笑)だったそうで、
「悪役が似合うって、なんかちょっと悲しい・・・」と孝太郎くん。
でも、おかげで（？）お客様には大好評！
アンケートで「よかった！」「またやってほしい！」という意見が多かったんだから、
よかったじゃない！(^^)

第3部は、ポップスステージ。
アニメやゲーム音楽、ロック、ミュージカルに演歌まで！
様々な年代の方に楽しんでいただける6曲を披露しました。
こちらも全員で選曲をしたんですが、
やりたい曲と、こういう見せ場を作りたい！というところがなかなか一致せず、
「実は、調整が大変だったんですよ～。」と新明先生。
各楽器のソロがあったり、ミュージカルでは3年生による演出があったりと、
最後まで飽きさせないステージになっていました。

そして、アンコール曲。
『千と千尋の神隠し』にのせて、侑斗くんから3年生へ、サプライズメッセージを送りました。
これ、本気のサプライズだったようで、このことを知っていたのは、
サプライズを提案した1年の関根亘汰くんと、新明先生、愛美ちゃん、
それに、もう一人の顧問の渡部紘子先生だけ。
侑斗くんが、演奏の途中で楽器を置いてステージの前に出ていくと、
皆「何なに？！」と、ビックリした感じだったみたいです。
でも何より、こんなことされたら泣きますよね～。
お客様からも温かい拍手が送られていて、侑斗くんも「成功してよかった！」
亘汰くんも、いい提案しましたね♪

3年生が卒業し、今は30名超の部員で活動を始めている総合吹奏楽部。
「新たな音づくりをしなくちゃいけない。
自分たちに似合う音楽を、皆さんに楽しんでいただける音楽を作っていきたい。」と
部長・侑斗くんは話してくれました。

今回の演奏会を聞いて、県大会で金賞を受賞するだけの実力と、
そのことで得たのであろう自信も、感じ取れた気がしました。
これは・・・来年度も期待できそうですね！

3月10日の「音楽会の夕べ」は、
12月5日（土）に、中村病院で行われました
『第27回 中村病院コンサート』の予定です。
どうぞお楽しみに♪