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音楽会の夕べ

2018.05.03 by 永井貴子
5月3日(木)福島県立湯本高等学校吹奏楽部 第40回定期演奏会

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今夜は、3月25日(日)に、いわきアリオス大ホールで行われました
『福島県立湯本高等学校吹奏楽部 第40回定期演奏会』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、湯本高校吹奏楽部より、
3年、部長の稲本響樹くん(Tb)、副部長の猪狩真実さん(Euph)、
金管学指揮の新妻なつみさん(Hr)、木管学指揮の平井美優さん(Fl)、
顧問の小山田 浩先生 でした。

毎年3月に行われる湯高吹奏楽部の演奏会は、1年間の集大成であり、
当時の3年生が卒業した後、新しい体制になって最初の大きな舞台でもあります。
また、40回目の節目とも言える演奏会だったことについて、新妻さんは、
「代々の先輩たちがこれまで続けてきてくださったおかげで、
今、私たちが演奏できるんだと思います。
そういう方々や、いつも応援してくださる方々に感謝の気持ちが伝わるよう、
心を込めて演奏しました。」と話してくれました。

今回のテーマは、『想う』。
曲に込められた『想い』や、大切な家族や友人など周囲の人たちへの『想い』、
さまざまな『想い』を音楽で表現しました。

第1部では、今年度の吹奏楽コンクール課題曲や、
昨年度のコンクール自由曲で、全国大会銅賞を受賞した曲など、5曲を演奏しました。

R.ジェーガー作曲「シンフォニア・ノビリッシマ」は、妻ジョン・ルシルに捧げられた曲。
華やかで美しいメロディーは、妻を想って作られたものなんですね。

昨年度の自由曲は、O.レスピーギ作曲、
「交響詩『ローマの祭り』より “五十年祭”“十月祭”“主顕祭”」でした。
コンクールで取り上げられることが最も多いとも言われるだけに、
この曲を自由曲に、と小山田先生から提案された時には
「ビックリした」「ちょっとしたミスで、すべてがダメになる」と感じたと言います。
でも、そのプレッシャーをはねのけての全国大会銅賞は、立派ですよね。
定演では、コンクールのためにこの曲だけをひたすら練習していた日々を思い出し、
応援してくれた人たちを想いながら演奏しました。
お客様の中には、アンケートに「夏の演奏より良かった」と書いてくださった方も。
みんなの気持ちが伝わった、ということでしょうね。嬉しいですね~。

第2部は、演奏会のテーマ『想う』をタイトルにした企画ステージ。
仲間、恋人、家族を『想う』気持ちが込められた2曲、
「ウエストサイドストーリー」と「レ・ミゼラブル」に、
3年生(当時)が自分たちで振付けを考えたダンスや劇と、
現役生とOB・OG、客演の先生方の演奏を合わせて楽しんでいただきました。

客演としてお迎えしたのは、
ファゴット奏者の荒井 渉さん、ハープ奏者の渡辺文江さん、ピアニストの鈴木啓太さんです。
第2部の2曲を演奏するにあたって、楽譜に書いてあること、想いをしっかり表現したいと考え、
そのためにはプロの方にお願いしよう、ということになったそう。

荒井 渉さんは、郡山市出身。東京藝大卒業、ドイツ国立ミュンヘン音楽大学大学院修了。
国内外のオケや室内楽などでご活躍です。
渡辺文江さんは、湯高OG。現在は仙台市に在住で、オケや吹奏楽、ソロ、アンサンブルなどで
さまざまな演奏活動を展開するとともに、後進の指導も行っています。
鈴木啓太さんは、光洋高校OB。現在は、桐朋中学高等学校教諭として教壇に立つ傍ら、
自らの演奏活動も積極的に行っています。

渡辺さんはみんなの先輩ということもあり、明るく気さくに接してくださったようで、
2部の演奏だけでなく、第3部にも気づいたら参加してくださっていて、
しかも、皆とお揃いのTシャツを着て、ノリノリで楽しそうなようすだったそう(^^)
鈴木さんは小山田先生の教え子で、高校生の時もホントによくピアノを弾いていたとのこと。
「当時から演奏は勿論うまかったけど、音楽理論などを理解するのもものすごく早かった」とか。
荒井さんには日ごろ、レッスンに来ていただいているそうで、平井さんによると、
「練習中に目が合うと、ウインクしてくれるんです!」とのこと!
えぇ~!そんなんされたら、キュンキュンしちゃいますね!(≧▽≦)

第3部はポップスを中心に、皆さんが盛り上がれる曲をお届けしました。
先週ゲストに来てくれた湯高合唱部、嵐の「ふるさと」で吹奏楽部と共演しましたよ。
そして、最後はみんなの十八番!
「サウス・ランパート・ストリート・パレード」で締めくくりました。

ゲストの4人からは、緊張した様子と同時に、明るさと和気あいあいとした雰囲気を感じました。
5月6日には「フラワーコンサート」、6月6日には「高等学校音楽が集発表会」、
さらには夏のコンクールと、本番が続きますが、
この良い雰囲気はそのままに、緊張もチカラに変えて、
ステージいっぱいに湯高サウンドを響かせてほしいと思います(^^)

稲本くんは、今後の抱負、目標について次のように話してくれました。
「1回1回のステージを大切に、聞いてくださる方々に感動していただけるよう、
感謝の気持ちを忘れず演奏していきたいです。
コンクールでは今年も、全国大会目指します!」

 

5月10日の「音楽会の夕べ」は、
4月14日(土)に、中村病院で開催した
『第35回中村病院コンサート』の予定です。
どうぞお楽しみに♪

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00 (再放送)23:00-24:00

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子が贅沢なひとときをナビゲートします。
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