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音楽会の夕べ

2017.06.29 by 永井貴子
6月29日(木)福島県立磐城高等学校吹奏楽部 第28回定期演奏会

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今夜は、5月4日(木)に、いわきアリオス大ホールで行われました
『福島県立磐城高等学校吹奏楽部 第28回定期演奏会』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、磐城高校吹奏楽部より、
3年、部長の樫村遼翼くん(Tb)、副部長の永井るいさん(Fl)、学生指揮の鈴木直人くん(Sax)、
顧問の石井絢花先生 でした。

石井先生、「私は引率で来ただけですから出ません!」とおっしゃってましたが、
無理を言ってスタジオに入っていただきました(^^)
生徒たち以上に緊張した様子(笑)でしたが、ご出演ありがとうございました♪

 

4月に顧問の先生が変わり、新体制として最初の大舞台となった定期演奏会。
「みんな、気合いを入れて本番に臨みました。全力を出し切れたと思います。」
と言う遼翼くんに対し、るいさんは、
「余裕なく準備してきたので、いつになく緊張しました。
3年生で最後の定演・・・(涙)とか、それどころじゃなかった(^^;ですが、
それでも、最後だから楽しもう!とは思いました!」
直人くんは、学生指揮者として磐高サウンドを作っていく中で、
「僕は一人ひとりの“自主性”を大切にしていて、
演奏会では、いい演奏を届けることが最大の目標と思ってやってきました。
自分たちが頑張ってる姿を見せられたら、という思いもありました。」と話してくれました。

 

さて、第1部は、5曲。
今年度吹奏楽コンクール課題曲と、ロシア人作曲家の曲を中心に演奏しました。
選曲については、先生方に意見をいただきながら、自分たちがやりたい曲を選んだところ、
『ロシア物』ということになったそう。
ロシア物の魅力について、直人くんは、
「ロシア人としての民族の誇りや思いが強く出ている。心揺さぶられる美しい曲だと思います。」
遼翼くんも、
「曲が作られた当時の国の背景や情景が反映されていて、作曲者の強い思いが伝わってきます。」
たしかに、私もロシア物って面白いな~と思います。
広い国土の様々な民族音楽を取り入れたりして、独特の色がありますよね。

 

続いて第2部は、アンサンブルステージ。
昨年度アンサンブルコンテスト東北大会にて銀賞を受賞した
フルート四重奏『グランド・カルテット』、
今年は『ミュージカル』をテーマにした、恒例のパートアンサンブル、
さらに、オリジナルの演出と演奏によるミュージカル3曲をお楽しみいただきました。

るいさんは、フルート四重奏のメンバーの一人。
東北大会同様、「いい演奏を伝えたくて頑張りました!」とのこと。
その頑張りは、続くパートアンサンブルのコーナーでも発揮され、
お客様アンケートの集計の順位で見事!1位に輝きました。おめでとう~♪
昨年1位だったSaxパートは、惜しくも2位。
「今回はまぁ、フルートに譲りました。」と言う直人くんに対し、
「いえ!勝ち取りましたっ!」と、食い気味にかぶせてきたるいさん(笑)
これは、来年の順位が楽しみですね~(^^)

オリジナル演出のミュージカルは、
今年はセリフなどはなく、登場人物の衣装を身に付けて演奏する、という
より音楽を楽しんでもらうことを意識した、シンプルな構成にしました。
この中で、『オペラ座の怪人』のファントムに扮したのが、遼翼くんです。
「最後(の定演)だしやってみようかな、と」自ら志願したファントム役。
演出係にアドバイスをもらいながら、演奏と動きでファントムの切ない心の内を表現しました。

 

第3部は、磐高名物『サンバ・デ・ラブズ・ユー』で幕を開け、
部員有志によるチアリーディングも楽しみな『Young Man -YMCA-』まで、7曲。
『リフレクティブ・ムード』でソロ演奏を披露した遼翼くん。
昨年に続いてのソロに、「勉強になることがたくさんあります。」とのこと。
遼翼くんに限らず、ソロはやりたい人が立候補してやることになってるそうで、
さらに、2~3年生はほぼ全員、短いフレーズでもソロがあるそうです。
これは、吹奏楽部OBで現在、吹奏楽部トレーナーを務めてくださっている
Sax奏者の青木知生さんが、すべて編曲してくださっている、とのこと。

青木さんは、3月28日に行われた「ウェルカムコンサート」で指揮をしてくださり、
同じくOBでトレーナーの小野寺宏貴さんとともに、コンサート開催に尽力してくださいました。
このコンサートは、すでに磐高入学が決まった中学生に向けて、
歓迎と、入部してほしいなという気持ちを込めて、初めて開いたもの。
短い準備期間で大変なこともあったようですが、
青木さんらOBに支えられ、楽しいコンサートになったそうです。

 

 

毎年のことですが、5月の段階でこれだけの演奏ができるというのは、
新入部員の1年生も、彼らを引っ張る2・3年生も、どれだけ努力してるんだろうと、
本当に感心してしまいます。
また、直人くんが言っていた“自主性”という言葉。
選曲やアンサンブル、ソロ演奏など、様々な場面で見られましたね。
これまでもこれからも、主体性をもって磐高サウンドを作り上げていくんだ、
という気概を感じました。

最後に、今後の目標・抱負を、部を代表して部長の遼翼くんに伺いました。
「コンクールでは今年も全国大会に出場し、金賞を受賞することが一番の目標です。
また、自分たちが活動できるのは、地域の人々や保護者、OB・OG、顧問の先生方の
協力のおかげと考えています。
そうした皆さんに、演奏を通じて感謝の気持ちを伝えられるよう、
日々、活動していきます。」

 

 

 

7月6日の「音楽会の夕べ」は、
5月14日(日)に、いわきアリオス大ホールで行われました
『福島県立磐城桜が丘高等学校吹奏楽部 第29回定期演奏会』の予定です。
どうぞお楽しみに♪

 

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00 (再放送)23:00-24:00

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子が贅沢なひとときをナビゲートします。
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