今夜は、11月6日（日）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『いわき交響楽団　第32回定期演奏会』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、いわき交響楽団より
団長の渡部敏雄さん、ヴィオラの佐藤陽子さん、ホルンの齋藤洋平さん　でした。

当日は、1,000名を超えるお客様が来てくださり、
途中で、3階・4階席を開放することになるほど大盛況だったそうで、
「客席の熱気がすごかった！」と団長。
陽子さんも「いつも以上に気合いが入りましたね～。」ということで、
お客様も演奏する側も、充実した演奏会となりました。

今回のプログラムは、

ベートーヴェン　ピアノ協奏曲第5番「皇帝」変ホ長調Op.73　　ピアノ＝渡邉貴紀
シューベルト　　交響曲第7番「未完成」ロ短調D.759
ベートーヴェン　交響曲第8番　ヘ長調Op.93

「皇帝」は、ピアニストの渡邉さんが希望した曲。
「未完成」は、以前から「やりたい！」という団員の声が多かったそう。
また、ベートーヴェンの8番は、
今までいわ響がやったことがない、ということで選んだそうです。
（ベートーヴェンの交響曲でやっていないのは、これで4番だけになったみたいです。）

指揮は、スティーブン・シャレットさん。
いわ響では、第30回定期演奏会から指揮をしていただいており、今回が3回目となります。

3回目ともなると、シャレットさんが求める音楽がより理解できるようになり、
シャレットさんのほうも、団員の顔と名前が一致してきたようで、
いっそう距離感が近づいたような感じがあるそう。
細かい指示をする、というより、自由に演奏させるタイプの指揮者だそうですが、
いろいろな演奏者に目配せをするため、演奏中に目が合うとドキッとするとか(笑)
洋平さんは「いわ響を良い方向に導いてくださる先生です。」と話していました。

ソリストは、ピアニストの渡邉貴紀さん。
（この番組には、中学生くらいからご出演いただいてるので、
“渡邉さん”というより、“貴紀くん”と呼ぶほうがしっくりきます(^^)）

陽子さんは、
「貴紀くんは誰に対しても腰の低い方で、好青年！
ふだんは温厚な印象だけど、演奏は情熱的でしたよ～。」
また、
「ピアノの下に水たまりができるんじゃないか?!と心配になるほど、
練習中から汗をかいてた(笑)」とのこと。
本番は、水たまりなんてことは一切感じさせない(笑)素晴らしい演奏で、
スタジオでも「やっぱり上手いよね～。」「ほら、熱いでしょ～。」
など皆で言いながら、演奏を聞いていました。

さらに、客席には貴紀くんのファンの方も多かったようで、
「視線が(貴紀くんに)集中してのがわかるの！」とも(笑)
勿論、視線だけでなく演奏にも集中していて、
皆さん、温かく大きな拍手と声援を送ってくださっていました。

その貴紀くん。
番組が始まる前に、メッセージを届けに来てくれましたよ。

『「いわ響」との共演は、幼い頃からの目標であり、夢の一つでもあったので、
本当にスペシャルな演奏会となりました。
今後も「いわき在住」のピアニストとして、さらなる進化を遂げ、
いわきの「音楽シーン」を盛り上げていければと思っておりますので、
応援よろしくお願いいたします！』

メッセージ、ありがとうございます！
忙しい中でも、こうしてスタジオに立ち寄ってくれる気遣い。
ホント、好青年ですね～。
機会があったら、また番組に遊びに来てね～(^^)/

いわ響ではこの1年で、若手の団員が増え、より充実した編成で活動ができてきたそう。
ベテランと若い団員とが融合し、いわ響の新たな歴史が築かれていくんでしょうね。
今後の活躍に、期待しています♪

次回、第33回定期演奏会は、
11月23日（木・祝）　いわきアリオス大ホールにて
指揮は、スティーブン・シャレットさん、
ソリストには、トランペット奏者の多田将太郎さんをお迎えする予定です。
う～ん！楽しいですね♪

いわ響の詳しい情報は、いわ響HPをご覧ください。
団員も募集しています。　　https://iwakyo.me/

今回のソリスト・渡邉貴紀さんの演奏会情報などは、
公式WEBサイトで。　　https://takanoriwatanabe.jimdo.com/

2月2日の「音楽会の夕べ」は、
11月20日（日）に、ギャラリー木もれびで行われました
『木もれび　もみじコンサート』の予定です。
どうぞお楽しみに♪