今夜は、5月15日（日）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『磐城桜が丘高等学校吹奏楽部 第28回定期演奏会』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、磐城桜が丘高校吹奏楽部より、
3年、部長の菅野桃香さん（Fl）、副部長の渡邉 廉くん（Per）、
伊藤佑樹くん（Per）、佐藤明日香さん（Cla）　でした。

先週、先々週とご紹介した「フラワーコンサート」から1週間後。
桜が丘吹奏楽部の定期演奏会が開かれました。
本番のステージが続くと、気持ちとかコンディションとか保つ（またはもう一回作り直す）のが
大変かな？と思ったんですが、
「フラコンの後も気持ちが途切れず練習できて、
いい状態で演奏会の本番を迎えることができました。」と廉くん。
桃香ちゃんも、
「皆で協力して、一丸となって作り上げた演奏会。
帰りのお客さんも笑顔だったし、部員も笑顔を見せてくれたのが嬉しかったです。」と、
思いだしてもやっぱり嬉しそうに話してくれました。

今回の演奏会では、初めて、演奏会全体を通したテーマを設けました。
テーマがあることで、全員が演奏会のイメージを共有しやすいと思ったからです。
部員や、顧問の小山田浩先生とともに話し合って決めたテーマは、『祭』。
躍動的で色彩感豊かで、また、祭りをテーマにした曲は数が多く、
様々な曲を楽しんでもらえる、ということもあったようです。
「吹いていても楽しく、お客さんも気持ちよく聞けたのでは？と思います。」と桃香ちゃん。
テーマを決めたことは、良い方向に作用したようですね。

この『祭』というテーマにピッタリだったのが、
『和太鼓パフォーマンス「海流」』です。
いわき鼓童会に指導していただき、パーカッションパートの5人と他パート2人が、
本格的な和太鼓演奏を披露しました。

パーカッションパートの佑樹くん、
「和太鼓ってカッコいいイメージがあったけど、こんなにツライとは思わなかった・・・」
と、いつもの楽器との違いに苦戦した様子。
一方、同じパーカッションの廉くんは、
「そんなに大変て感じはなかった。筋肉や関節の使い方が参考になって、今も活かせてます。」
と、ちょっと余裕の発言(笑)。
明日香ちゃんは、自分から「和太鼓やりたい！」とお手伝いに手を挙げたそう。
「最初の頃は、練習やりすぎて腕とか痛くて、クラリネット吹けなかったです(>_<)」
・・・・・・えぇ～～？！それ、ダメじゃん(笑)
でも、「本番、すごく楽しかったです！」ということなので、ま、いっか(^^)

そして、第2部の『劇団桜が丘ステージ』。
今回は「ライオンキング」を、劇と演奏でお楽しみいただきました。
演じたのは1年生、声の担当は2・3年生で、声は事前に録音しておきました。
入部したばかりの1年生に、動きもセリフも覚えて（勿論、演奏もね！）というのは
負担が大きいかな？ということで、担当を分けることにしたそう。
動きと声を分けるって、出演者は演技に集中できて、いいアイデアですね。

本日のゲストのうち、
廉くんは、主人公シンバの味方・イノシシのプンバァ、佑樹くんは、悪役ライオンのスカー、
明日香ちゃんは、スカーに協力するハイエナ２の声を、それぞれ担当。
特に佑樹くんは、「役に入り込んでできました！」と、悪役をしっかり楽しんだようです。
また、本番では、演奏しながらステージ上から1年生の様子を見ていた明日香ちゃん、
「本番はすごく動きは良くて、ちゃんと盛り上げてくれて嬉しかったです！」

これまでとは違う工夫をしてみたり、新しいことに挑戦してみたり・・・。
桜が丘吹奏楽部のアットホームな雰囲気はそのままに、
演奏会をもっと皆で楽しもう！、もっと皆に楽しんでもらおう！という気持ちが
こんなところにも表れていたのかな、と思います。

次の大きな舞台は、夏のコンクール！
桃香ちゃんから力強い言葉をいただきましたよ。
「大人数ならではのチームワークと、演奏が終わった後の達成感は
どこにも負けないくらい大きい！と思ってます。
県大会にとどまらず、東北大会、さらにはその上まで、
部員、先生、一丸となって頑張っていきます！」

6月30日の「音楽会の夕べ」は、
5月29日（日）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『いわきシンフォニックウインドオーケストラ 第34回定期演奏会』の予定です。
どうぞお楽しみに♪