今夜は、10月8日（土）に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『いわき日本音楽クラブ　第20回コンサート「長唄って楽しい！」』をご紹介しました。

スタジオには、佐藤和子さん、甲髙佳代子さん　が来てくださいました。
（和子先生は先週に続いてのご出演。お忙しい中ありがとうございます）

今回は昨年の第19回コンサートの中止を経ての開催ということで、
節目の回であると同時に、出演者にもお客様にも待ちに待ったコンサートとなりました。

コンサートは第1部が市内の中学生、高校生による演奏、
第2部がプロの演奏家による長唄演奏という2部構成で行われました。

第1部に出演したのは、泉中学校筝曲部、豊間中学校筝曲部、いわき総合高校琴部。
「365日の紙飛行機」「紅蓮華」のようなポップな曲も筝で弾けるし、
現代曲はアニメやゲームのテーマ曲、オケ曲のように聞こえたりと、面白いですね。
2年前まで豊間中筝曲部で指導していた佳代子先生、
「子どもたちにとってこのコンサートは大切な発表の場。無事に開催できてよかった。
緊張感をもって演奏できたと思う」

第2部「長唄って楽しい」には、
長唄三味線演奏家の今藤長龍郎先生、
長唄唄演奏家の若手ホープと期待される東音大島早智先生、
東京藝大4年生で今藤長龍郎先生を父にもつ今藤龍十郎先生がご出演されました。

長唄とは三味線音楽のひとつで、歌舞伎の伴奏として発展してきました。
唄と三味線、小鼓や太鼓などのお囃子で演奏されるのが特徴だそう。

実際に生で演奏を聞いた和子先生は
「何がいいとかどう素晴らしいとか言葉では表現できない。
何てキレイなんだろう！とハッとする」と思い出しても感動した様子。
たしかに！理屈抜きに美しいと感じる響きでグッときますね。
スタジオでも3人でうっとりと聞き入ってしまうほど、美しい音色でした。

いわき日本音楽クラブのコンサートは久しぶりのご紹介でしたが、
日本の伝統的な音楽の素晴らしさ、美しさにあらためて触れた気がしました。

11月17日の「音楽会の夕べ」も、皆さんに楽しんでいただける音楽をお届けします。